愛用教則本。

最近打ち込んでいる個人練習で愛用している教則本たちを紹介。

スネア・メソッド [MR] “Mastering Rudiments

スネア・メソッド [MR] “Mastering Rudiments" 石川 直 【CD付】

ブラストのスネアソリストも務める石川直のルーディメンツテクニック教則本。それぞれのテクニックについて、基礎から応用をこなすことで習得できるようになってる。それぞれの項で、どういう順序でどう練習すればいいか、真摯に説明されているのが印象的だ。ただ譜面を並べただけでなく、可能な限り読者がうまく習得できるように心配りされている。全ページの約3分の1の紙面を割いて、ドラムを叩くとはどういうことか、ドラマーとしてどういう態度でどう成長するのがいいのか、とても熱く語られているのも特徴。著者が、ドラムと出会ったことで得られたものが、音楽に限らずたくさんあるということがよく判る。特にこれから始めようという若者には意義深いメッセージと思う。
なによりもこの本が良いのは、応用の長めのトレーニングがとても音楽的に練られているという点だ。スネアだけなのに心地よいフレーズが満載で、練習していてとても楽しいし、何とかその曲を自分のモノにしてやろうという動機付けにもなるし、そしてその曲をさらに心地よいものにするために一つ一つの音にこだわるようになる。両手シングルストロークの20小節の練習を出来るようになったときは嬉しかったな。。
今までルーディメンツをほとんどやってなかった僕にとっては、この本で練習して身に付けた技術の存在はあまりにもデカイ。基礎練習はもっとゆっくり効果が現れるものだと思ってたけど、やり始めてすぐ自分が上手くなってるのが分かるくらい、劇的な効果があった。
まだ習得率50%てとこなので、あと一年くらいかけてマスターしようと考えてる。

 再開。

そろそろ社会人生活にも慣れてきたしブログを再開しようか、でも書くことがないなあ、などと思いながらずるずる一年間ブログをほったらかしにしてた。で、改めて昔の記事とさらっと読んでみたら、別に「書くことがない」なんて構える必要もないほど適当なことしか書いてない。というわけで、ひっそりとまたブログを書き始めようと思う。ま、多くて週1くらいのペースになるだろうけど。
よく考えてみたら、前から音楽とか食べ物とか本とか、あとは適当な雑念とかをたらたらと書きなぐってただけのブログなワケで、これからもきっと音楽とか食べ物とか本とかのことをだらだらと書くことになるだろう。
とはいえ、僕の生活や嗜好の変化に伴って少し書くことはちょっと変わると思う。例えば前はオリジナルでバンド活動をしていたけど、今はオールジャンルのビッグバンドに所属していて、作曲や全体的アレンジに注ぐ力が減った反面、以前よりも個人練習による技術力・表現力向上に真っ向から向かい合ってる分、ドラマーとしてのマニアックな話が多くなる気がする。あとは、住む場所が関東に変わったからこっちのお店を紹介・レビューすることもあるだろうし、最近は大変よく映画を観ているので、そのレビューとかも多くなるだろう。(ちなみに、僕がここ一年間で観た中でのベスト映画は「善き人のためのソナタ」。音楽を含んだ体験を通して世界観・社会観が劇的に変化する様と、そうして得た社会観が必ずしも善い帰結をもたらすとも限らないということが端的に提示されている。演出も抜群で、余韻がいつまでも続く素晴らしい映画だった。)
あと、カッコよく言うと「白衣は京都に置いてきた」つもりで生産技術職に就いたんだけど、何の因果か結局バイオ燃料の研究をしている今日この頃なので、世の中のバイオ燃料を巡る動きとか、そういうものも記事にしたいなあとか今は考えてる。それはそもそもの僕の職業選択での最大の目的に関わることでもある。
再開の一発目としてはあまりにも適当な文になってしまったけど、たまには気合を入れて書くのでヨロシクです。

 ライブ開催決定!

NEDOの委員会を終え、修論執筆と発表会を終え、NEDOへの提案書作成を終え、エネルギー学会奨励賞受賞式を終え、知人の結婚パーティの幹事役を終え、そして今は論文を書いている。論文がひょっとしたら計4つになるかもしれない。出してすぐ卒業するから、アクセプトされるかどうかは知らんけど。非常に面倒くさい。そんな感じで一向に忙しさが落ち着かないのだけど、それでもまあ一時よりは随分マシになって、来月からの新生活に向けて雑貨などをちょいちょいと揃えたり、映画を見たり本を読んだりする時間も出来るようになった。
エネルギー学会奨励賞受賞式はなかなかに新鮮な体験で、会場の学士会館がなんともいえない煌びやかかつ荘厳な雰囲気で、興味深かった。漫画に出てきそうな明治の洋館という感じで、なんというか伊藤博文でも出てきそうな空気に包まれていた。そんな中で大層立派な盾を授与して頂いて、非常に光栄な話だ。とはいえ僕自身はあんまり何も思っていないのだけど、とても喜んでくれている周りの人には日頃の恩返しになったりもするのかな、とも思った。
本当は新生活に備えた買い物をもっと楽しみたいのだけど、最初に住むことになる寮がどんな設備なのかいまだに不明なのであんまり大きなものを変えないのが悔しい。せいぜい、簡単な食器くらいしか買えない。でも気に入ったものはいくつか買えて、HARIOの二重ガラスカフェプレッソhttp://item.rakuten.co.jp/yasuneya/bg125/なんかを手に入れることが出来て嬉しい。あと是非とも欲しいのはペッパーミルだ。これは絶対に欠かすことは出来ないのだけど、なかなか気に入るデザインのものがない。
で、新たに決まったイベントが、ライブ。3/16(日)、京都三条のVOX HALLにてライブを行うことになった。バンドは破裂団ではなく、学部時代に組んでいたWelsh Onionというバンドだ。多分関西での僕の最後のライブになるということで、いつもよりもたくさんの人達がチケットを買ってくれていて、大変嬉しい。タルい感じのロックポップスをやるので、興味のある方は是非僕に連絡を下さい。まったりとご鑑賞下さい。
以上、宣伝でした。

 うおおお。

終わった。NEDOの最後の委員会が終わった。先週は、そのためのデータ収集・整理とスライド64枚作成をしつつ往復の電車の中で修論を書き続けるという生活で死にそうになっていた。食事や読書や映画・音楽鑑賞の時間を僕が削るなんてのは、年に一度も無いくらいの緊急事態だ。年度末の会社ってのがこんな感じなんだろうか。まあこれで修論発表のスライドはほとんど完成したわけだけど。
昨日ふと鏡を見たら額にニキビが出来ているわ目の下にクマが出来ているわで悲惨な顔だった。委員会が終わったら気が抜けてドッと疲れが出て、家までフラフラで帰宅。爆睡してようやくリフレッシュした。
ようやく修論に集中できるのがちょっと嬉しい。
投稿論文何本かで修論免除とか、そんな制度が欲しい今日この頃。

 リュスティック。

「あなたの好きなパンは?」などという、自由度の高いが故に極めて答え難い質問に対してすら、即座にその答えとして僕が挙げるであろうパン。それが、カンパーニュとリュスティックだ。両方ともとても素朴なパンなのだけど、パンそのものの香りと食感と味がストレートに味わえ、そしてクラスト(皮)が香ばしくカリカリと美味い。そしてさらに愛すべきなのは、どちらもサンドにするとこれまた素晴らしく美味しいというところだ。
これらのパンの美味しさを初めて教えてもらったのは、北大路のRE BONDIEという僕のお気に入りのパン屋。以来、初めていくパン屋にこれらが売っていたらほとんど必ず買うようにしているのだけど、なかなかこの店に適うパンがない。で、どうしてもRE BONDIEのパンに近いパンを自分で作ってみたくなるわけだ。
そんなわけで、最近家でリュスティックを作っている。

色々と試行錯誤して、なかなか美味いリュスティックが出来るようになった。カリカリモチモチ。みずみずしい香りと、クラストの香ばしさ。家庭用オーブンだと、焼き方に工夫が要るみたいだ。でも、まだまだ満足いく出来じゃない。時間が経ったときにも美味しいリュスティックをさらに目指していこう。
あまり知られてないリュスティックだけど、興味を持たれた方は是非一度RE BONDIEへ。プレーンリュスティックも、さつまいもリュスティックも、激ウマです。

 書き初め。

年末年始は普段よりもまとまった時間が取れたので、映画を7本ほど観た。劇場で「ALWAYS 続・三丁目の夕日」と「エンジェル」、DVDで「姑獲鳥の夏」と「ゲド戦記」と「マルコヴィッチの穴」と「それでもボクはやってない」と「親切なクムジャさん」。大雑把に点数をつけると、それぞれ50点、60点、5点、2点、80点、70点、90点てところか。
「それでも〜」は非常に丁寧に問題点を抽出しようとしているんだけど、「裁判官や警察も悪気があってやってるわけではない」という趣旨の台詞が何度か出てきながらも、それが絵として描かれなかったのが残念。ただし「主人公は100%無実」という真実を観客に装備させてからの裁判劇なので、「裁判は真実がどうであるかを争う場ではない」という主題を単純化して伝えることには成功している。しかしながら、作品中でも言及される「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の大原則を、なぜそれが大原則でなければならないのかという点から描くことには失敗していると思う。僕としてはその点をもっと重視した上で、事実認定の杜撰さがどういう帰結をもたらすのかという風にもっていってほしかった。それに対して「クムジャさん」は秀逸な作品だった。パクチャヌク監督の、もつれもつれての不条理さは健在で、市民社会的な審判が正義から狂気を帯びる様を見事に描いていた。
「続三丁目」は、役者が本当に巧いのが救いだけど、昔のいいトコ取りのほっこり物語を詰め込みすぎだ。前作では「まあこういう映画もたまにはいいかな」と思ったけど、さすがに今作はやりすぎかつ不自然で、だからこそいいトコ取りなのが目に付いてしまう。ほっこり予定調和といった感じか。結果としてほっこりさすら提供できなくなっている。
「エンジェル」は、主人公が輝きを求める様はなかなか病的でいいのだけど、過去を塗り替えてしまうシーンをこそ、もっと病的な形で演出して欲しかった。塗り替えた後の主人公だけでなく、塗り替え中の主人公が欲しかった。「マルコヴィッチ」はもっとうまくて、他人への侵入・操作に狂う人々が非常に気持ち悪かった。これに対して、そういう人々の欲望をうまく実際の自己益へとつなげたしたたかさも怖いものがあって素晴らしかった。
「姑獲鳥」はただの自己満足ダイジェスト、「ゲド戦記」は矛盾と不自然さに満ち溢れたビックリ映画。


こんな感じで適当に今年もブログを書いていきますので宜しくお願い致します。

 ショッピング。

久しぶりに時間に余裕が出来たので、超久しぶりに四条まで出てショッピングしてきた。街はすっかりクリスマス色。
四条界隈で手に入れられるブランドの中で僕が好きなのをざっと挙げると、abx、abahouse、TK、Paul Smith系全般、PPFM、Journal Standard、てな感じだろうか。abxは僕が1回生くらいのころは細々とではあったけど染色系の品物を出していて、それをよく買っていた。最近はその辺はあんまり売ってないけど、ちょっとカジュアルさを残しつつクールな味を出してる服がいい感じなので、ブーム再燃。abahouseは烏丸の方の大丸に行ってから行く機会が減った。1、2回生の頃はとても好きだったんだけど、実はしばらくメイン路線が好みから外れていてあんまり買った商品は多くない。ただ、たまーにドツボなものが売ってるから、やはり近くに行くと必ずチェックしてしまう。TKはいつ行っても同じ感じのが売ってて、安定して好きだ。TKのらしさはなかなかユニークだけど、あんまり新しい道には出て行ってない気がする。大御所バンドみたいな。Paul Smith系はウインドウショッピングがとても楽しい。Tシャツが面白いのが多くて、ついつい何枚も買ってしまう。小物類もここのが多いなあ。PPFMは一時期どうにもこうにも凡庸なデザインばっかりに見えてしばらく遠ざかっていたけど、最近のポップパンク路線は結構好きだ。弾けてるデザインの服を身につけるのが好きになった。Journal Standardは、去年くらいから買っている。ちょっと手の込んだカジュアル系が好み。
それにしても、1回生の頃にあちこちうろつき回って好きな店を見つけてからは、新しい店をあんまり開拓しなくなった。いつも同じコースだ。そういえばOPAにもタワレコ以外は全く行かなくなった。どんどんあっさりショッピングになっていってる気がする。食べ物なら弛まずに新しい店を開拓するんだけど。やはり気合が違うんだろうか。
大学に来てもうすぐ6年。本当によくここら辺で買い物したなあ。。しみじみ。