ええ運動や。

日が暮れた7時半頃からジョギング開始。とりあえず今日は先輩二人と鴨川沿いをおよそ6キロ走る。走るのは半年振りくらいだったけど、やっぱり走るのはとても気持ちイイ。しかも鴨川沿いは見た目にもいいし涼しいし言うことナシ。走り終わった後のデザートの美味いこと美味いこと。シアワセだ。
チャールズ・キーリング博士が死去。地球温暖化研究のまさに先駆者で、「温暖化?ハァ?」な1950年代からハワイのマウナロア山で二酸化炭素濃度の測定を行い、二酸化炭素濃度が年々上昇していることを報告した。地球温暖化二酸化炭素との関係に関する最初の科学的知見であると言えるこの研究がもたらした功績は果てしなく大きい。京都議定書を初めとした近年の温暖化対策の動きも、このデータの地道な蓄積があったればこそ。このデータが無ければ、人類の温暖化対策は大幅に遅れていただろう。最近の情勢から考えればこの遅れが致命的なものになっていた可能性も高く、彼がその類稀なる先見の明を以ってしてマウナロア山に目をつけなかったら、と考えるとゾッとする。
彼の研究成果は京都議定書の発効を以って一つの区切りを迎え、それを彼も見届けることが出来たわけだけど、今後の我々の動きこそが重要であることを考えると「科学者としてできることはした、あとは地球生物としての全人類の意識に任せた」というメッセージを感じてしまう。悲しいのは彼の出身国であるアメリカが、京都議定書から離脱してしまっているということだ。なんとかアメリカが自ら復帰せざるを得ないような枠組みを。