参院選。

昨日は眠気のせいでロクな日記を書けずに申し訳ありませんでした今日は昨日の参院選の結果についてきちんと書いてみたいと思いますと言いたいところなのですが明日はテストなので長い時間かけて日記書いている場合ではなかったりします。
昨日の時点でそもそも第一印象としては民主の議席が思ったより伸びなかったことに物足りなさを感じていたのですが、マスコミがしきりに「自民敗北、民主躍進」とばかり報じるもんだから、眠気のせいで催眠療法でもかかったような状態になってしまい完全に昨日の僕は思考停止状態に陥っておりました。はっきり言って自民党にとってはこの結果はある意味万々歳なのではないでしょうか。51議席確保という、自らが設けた勝敗ラインは実は大した根拠もない数で、自民党というブランドが衰退しつつある現況からすれば高い目標設定。にもかかわらず結果はこれから2つ議席減らしただけ。佐賀、熊本、宮崎、香川、徳島といった勝負の分かれ目とも言えた選挙区で民主は惜しいところまでは行ったものの敗北を喫し、結局50議席という中途半端な結果に終わってしまいました。
この結果は、これまでは反自民として共産に入れていた人たちが、自分の票が死票となるのを嫌って民主に入れただけのこと。旧来の自民党的政治からの脱却という流れは今世紀に入る前から既にその兆候が現れていて、反自民を唱えた小泉首相が一時的にこれを持ち直させたものの、今回の選挙で古来の自民党的な手法を連発したがために国民の目が覚め元の流れに戻った、というのが実情ではないでしょうか。
何が言いたいかというと、民主もっと頑張れよってことです。この結果はまさに「時代の流れそのまま」ってだけで、民主が民主として勝ち得た結果ではない。ただでさえ国策の面では自民党と大した差がないのに議席数まで近くなってしまってますます見分けが付かなくなってしまった、てのは禁句なので言わないことにしておいて、伸び悩みの原因はやっぱツメの甘さに尽きるのではないでしょうか。あらゆる面に関してまだ完全に具体的な政策を提示できていないし、党をまとめるような一貫した方向付けもない(自民も同じだけど)。せめて自民が今のままでは全く提示できないようなものを2,3個アピールできたら、60くらい行ったと思うんですけどねえ。
まあこれで小泉さんの立場が弱くなればいずれにせよ自民が衰退していくのは目に見えているんですが、それと相対的に政権内での創価学会党の力が強くなっていくのが耐えられません。自民の組織はかなり崩れた分、今回は公明の組織の強さが際立った選挙でした。