第二日目。


レベル上げした後ストーリーを進める。城の近くの村で修道院の騎士団員と知り合う。軟派な騎士団員なんだけど実は複雑な事情を抱えているというわかりやすいキャラ。彼によると修道院の院長がラスボスに狙われているらしい。部外者は院長室に行けないので、裏道通って乗り込むとラスボスとニアミス。で、院長が無事だったので修道院に戻ると院長室で火災発生しラスボス再び登場。なんじゃ。この一回のスカシはなんか意味あったのか?結局院長は殺され、この軟派な騎士団員が仲間になる。この人は騎士団長と腹違いの兄弟。父は周辺の領主で。兄の騎士団長は愛人の子、弟は妻の子。弟が生まれなかったら兄は無事領主を継いでいたはずなのでこの弟を恨んでいるとの単純に複雑な人間関係。
さてさらに進むと今度は城へ到着。なんでも、王妃が二年前に亡くなって以来、王がずっと嘆き悲しんでいて国が二年間ずっと喪に服しているそうな。なんつー設定だと思いつつストーリーを進める。いろいろ歩き回ってると、何でも願い事がかなう丘があるというおとぎ話を耳にする。おとぎ話は真実であるというドラクエ世界での定説に基づき、その場へ即行。まさに定説どおりで、なにやら異世界への扉が開いて月の妖精(?)に遭遇。なんでも、物に宿った記憶を具現化する力があるとか。この妖精はえらく物分りが良くて、すぐにこのヘタレ王様のところへ連れて行けと言ってくる。急な展開だ。
それで言われるがまま王様のところへ戻ると、この妖精は城の中に宿った王妃の記憶を具現化。王様は、生前に王妃が「死んでしまった人が生前に自分に言ってくれたことをちゃんと心に留めておくことが、その人の生きた証となり、従ってそれこそが人が心の中にいつまでも生きるということの意味だ」と言っていたことを思い出し、奮起。翌日からは城内打って変わって明るい雰囲気。なんつう変わり身の早い国民どもだ。そういえばドラクエがこういう風に、プライヤー(一応想定は子供)に大して人の死に関する哲学を直接披露するのは珍しい。初めてかも。結構分かり易い組み立てだし、良いと思う。
ここでボスの手がかりが潰えたので、ひとまず仲間の元山賊が昔いた町に行くことに。さすが元山賊がいた街のまさしくごろつきの集まり。で、これまたいつもどおり主人公が盗難にあって、それを取り返すハメに。盗られたのは馬車まるごと。盗人を突き止めると、馬車はもう闇商人に売ったとのこと。闇商人のトコ行くと、馬車はもう買われたとのこと。買ったのは有名な女盗賊らしい。ソイツに会うと、「返して欲しかったら北の洞窟にある〜」ハイハイ。というわけで北の洞窟へ。この洞窟にはなんか色々仕掛けが。特に印象に残ったのが、ドアだと思ったらタダの絵だったというお遊びな仕掛け。禁じ手だろ。
無事クリアし、馬車を返してもらった後、船が必要になる。砂漠の真ん中に古い船らしきものがあるという噂を聞き、いざその砂漠へ。どうも魔法の船らしい。砂漠の近くの宿屋に到着し、二日目終了。
二日目の感想。小課題蓄積はRPGの王道だけど、ちょっと見え透きすぎかも。ただゲーム進行に飽きが来るほどのことはない。ただし、まだ「名作」とは言えない。