宮台真司interviews作者: 宮台真司出版社/メーカー: 世界書院発売日: 2005/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (46件) を見る

1994〜2004年までの間に宮台真司が受けたインタビュー等の記事を集めたもの。インタビュー記事がメインなので内容は割りと平易だが、40万字という量の為読み終わるのにはやや時間がかかる。
宮台真司のこの10年間における戦略の推移を整理するには格好の一冊。オウム問題、ブルセラ・援交問題、少年犯罪などといった社会情勢の変化の中で、「脱社会的存在」「『意味』から『強度』へ」、「共役不可能な『魂』」といった話が如何なる文脈の下で語られてきたのか、そして宮台がこれらを機能的言葉としてどのような戦略の下で用いてきたのか。90年代後半、テレビや雑誌対談などの論争において「無敗」を誇った宮台が、「日本最強」とまで謳われるに至ったその背景を推し測ることもできる。
いかんせん量が多すぎるし、何より「再録」なので内容についてはここでは省略。