えっ。

さて、歴史的な日から一日経って、ブログ巡りをしているとビックリ。民主党の敗因として「マスコミのせいで争点が郵政だけに絞られてしまったから」なんつうものを挙げている人が意外と多い。
各種の世論調査を見れば、有権者がそこまで郵政に重きを置いていたわけじゃないのは一目瞭然。むしろ社会保障などを判断材料にしようとしていた人が多かった。じゃあ論理的に考えればもっと民主党に票が入ったはず、と考えがちだが、そこに論理を入れる方が間違ってる。そんな簡単なら苦労はない。今回の小泉自民党支持は、「郵政政局に垣間見られた小泉首相のやり方をもってすればきっと他のことも旧態依然としたものをぶっ壊しながらわりかしうまくやってくれるに違いない」という推測に基づいたものだ。論理的に考える人からすればありえない考え方かもしれない。でも、選挙以前から十分予兆はあったはずだ。昨日の選挙番組を見る限りでは民主党がこういう趣旨の敗因を挙げていないのがせめてもの救いか。
論理じゃないところで動く人を動員するための方法を論理的に考えるという努力を怠ったか、あるいはそれを放棄した民主党。さて、次の人事はどうなることやら。