音楽遍歴

他人が見て面白いのか知りませんが、音楽遍歴みたいなのを書いてみましたので暇な方暇つぶしにでもどぞ。


■幼少期
実は幼少期の記憶はほとんどないのだけど、おもちゃのピアノで遊びまくってた記憶は鮮明に残っている。家にいるときは兄と遊ぶ以外は積み木かピアノでばっかり遊んでたような。この、ひたすら独りの作業に没頭するという方向性が今もほとんど変わってない。でもそのお陰か、物心がついた頃から音感はそれなりにあった。
両親も僕がピアノで遊ぶ姿を見てたのならピアノを習わせてもよかったのに、とちょっとだけ思う。


■小学時代
中学年までは少年野球、高学年では塾での勉強に打ち込んでたので特に何を聴いていたというのはない。ただ小学校の音楽の授業は特別に好きで、当時のヒット曲やゲームのBGMを耳コピしまくってソプラノリコーダーで弾いていた。特にドラクエの曲が多かった。歌うのも大好きだった。
この時代、特に好きだったのは米米クラブの「君がいるだけで」と徳永英明の「夢を信じて」。後者はアニメのドラクエの主題歌だった。


■中学時代
多分、人生で最も音楽に関わらなかった時代。音楽の授業ではソプラノリコーダーをアルトリコーダーに持ち替え、吹きまくる。
当時聴いていたと記憶に残っているのは篠原涼子の「恋しさとせつなさと心強さと」とか岡本真夜の「TOMORROW」とか。まあ売れたからかな。
今思い出したから書くけど、中学の時はダビスタとシャーロックホームズ。これだ。全く関係ないけど。


■高校1年
どんなキッカケだったか忘れたが、とにかく突然音楽を聴きだす。最初は、とりあえず音楽番組を見て気に入ったものをレンタルするみたいな。当時よく聴いてたのはglobeとか相川七瀬とか。明らかに喉に悪い発声法だろコレみたいなボーカルの声が好きだった。その好みは今でもあんまし変わってない。あと、ごく初期の頃のEvery little Thingも好きだった。
その後兄がファンだったB’zを聴いてみる。んでMステで「Calling」を歌ってる姿を見て一瞬で好きになる。B’zを聴きだしてからはあんまりヒットチャートとかは見なくなった。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:B’z


■高校2年
ほとんどB’zしか聴いていない。兄に借りたB’zの「LOOSE」を長い間聴き耽り、ヴォーカルの歌い方やギターのメロディ・音色に心を奪われる。この頃からヴォーカルのえげつない高音シャウトを好むようになる。ただのデスシャウトには全く食指が動かない。ギターに関してはクウォーターチョーキングとかピッキングハーモニクスとかユニゾンチョーキングとかノイズ系の音を効果的に入れつつグルーヴを感じさせるソロが好きだった。
The Brilliant Greenの「the brilliant green」もよく聴いていた。そしてどうやら自分はポップスよりもロックが好きらしいということに思い至る。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:特になし


■高校3年
前半はこれまたほとんどB’zしか聴いていない。そして生涯の名盤の一つであるB’zの「Brotherhood」と出会う。「俺ってロックが好きだなあ」と確認(今思えばロックつうかメタルだけど)。
このアルバムを聴くうちに「なんか楽器やりてーな」と思い始める。当初から特にドラムに興味を持ち出す。当時はどれがどの音かなんてことは全く分かってなかったが、とりあえず金属類の音と「ドン」「パン」の音、そしてリズムを崩したようなフレーズが好きになる。
B’zのほとんど全曲をソラで歌えるようになった(ギターソロやドラムのフィルインまで口で再現してた。相当キモイ)頃から、新たな音源を求めて洋楽を聴き出す。AEROSMITHとかBON JOVIとかMr.Bigとかの超メジャーどころをとりあえずおさえる。友達から借りたCeline DionMariah Careyを聴いて「こりゃ同系統のポップス歌わしたら日本人は少なくともあと10年は話にならんな」と感じたのも大きかった。
邦では、aiko椎名林檎にちょっと耳を傾けるあたり、「俺はやっぱロックなのね」と再確認。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:特になし


■浪人1年目
ロック系を聴き漁る。
前半、rage against the machineFair WarningMarilyn Mansonなどと出会う。rageの「Rage Against the Machine」に大いなる衝撃を受け、Fair Warningの「RAINMAKER」に聞き惚れ、マリマンの「Holy Wood in the Shadow of the Valley of Death」でぶっ飛ぶ。rageのZackの怒り狂うような濃いラップを聴いてからは、当時流行りつつあった日本のラップを、リズム的な遊びしかない上にその遊びすら陳腐だと完全に馬鹿にしていた。
後半、NIRVANAred hot chili peppersと出会う。ニルの「Nevermind」やレッチリの「Californication」に「なんなんだコイツらは」と震撼する。世界の広さに愕然とする。
邦では人間椅子を気に入る。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:rage against the machineMarilyn MansonNIRVANAred hot chili peppers


■浪人2年目
上記のアーティストの他の作品を聴きつつ、どんどんドラムへの興味が深まっていく。そしてDennis Chambersと出会う。Niacinの「Time Crunch」で笑う。
友人のメタラーにジャーマン系、スラッシュ系、シンフォニ系、メロスピ系、デス系、メロデス系のメタルを聴かされまくるが、99%を切って捨てる。特に「音の塊を伝える」という、目的と手段を履き違えた(と当時の僕には思えた)ブラストビートに吐き気に近いものを催し、「この系統のメタルはあと5年くらいは聴く意味がなさそうだ。」と思う。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:Niacin(というかDennis Chambers)


■大学一回生
念願のドラム演奏を始める。それもあってか、ややテクニカルな方へと目が向く。DREAM THEATERやその周辺、Planet X、King Crimsonなどを聴く。生涯の名盤、DREAM THEATERの「Metropolis Part 2: Scenes from a Memory」と出会い、聴くたびにトぶ。
また、著名なギタリストの作品を幾つか聴き、そのなかでJeff Beck、Pat Martinoなどを特に気に入る。
Dennis Chambersの教則ビデオを見て少し引く。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:DREAM THEATER(とLiquid Tension Experiment)、Planet X


■大学二回生
ジャズやフュージョン、ファンクなどの方にも手を伸ばす。John ScofieldChick Coreaにややハマる。Tower Of Powerの「Back to Oakland」で踊る。
この年出たrage against the machineの総集編的アルバム「Live at the Grand Olympic Auditorium」を聴きながら街中で何度も叫びそうになるのを必死に押さえていた。同時にこのバンドのライブを一目でも見ることがほぼ100%適わないということに言い知れぬ悔しさを感じた。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:John ScofieldTower Of Power


■大学三回生
「世界名ドラマーの旅」という自作自演の企画を立て、様々なドラマーの作品を意欲的に耳に入れる。Vinnie Calaiuta、Simon Philips、Carl Palmer、山木秀夫などが強く印象に残る。ヴィニーのソロ作品「VINNIE COLAIUTA」の変態ぶりに関西人として思わず突っ込みを入れたくなる。Spastic Inkの「Ink Combatible」に悶絶する。
邦としてはDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの「ミュージカル・フロム・カオス」やExhiVisionの「ExhiVision」を大音量で鳴らしながらドライブするのに一時期ハマる。
また、去年から知っていたはずのPat Methenyを、新作「THE WAY UP」を聴いてから突然物凄く好きになる。稲葉浩志の「Peace Of Mind (通常盤)」では鳥肌が大忙しだった。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:Vinnie Calaiuta、Simon Philips、Carl Palmer、山木秀夫Pat Metheny


■大学四回生
前半、Niacinの「Organik」が出てしばらくの間は、他のものを一切聴かないほどこの作品に没頭。デニチェンへの愛が5割増しになる。
突然「今年はHR/HMの年にしよう」と思い立ち、その周辺の最近の作品をタワレコやネットで試聴しまくる。その中でIncubusDisturbedIll ninoInmeと出会う。Audioslaveの「OUT OF EXILE」やDisturbedの「TEN THOUSAND FISTS」は初聴きで即ヘビロテ決定というほどツボにハマる。また、incubusの「Crow Left of the Murder」は、その巧みなヘンテコさに、ニヤけ顔を隠す必要性に何度も迫られる。
100近いHR/HM系のアーティストの作品を聴いた結果、「やっぱこの系統が好きだな」としみじみ思う。「とは言うものの『これだ!』ってのに出会う確率はそんなに高くないな」という感想も持つ。
★この頃から惚れ込んだアーティスト:IncubusDisturbedIll ninoInmeAudioslave


■さらに音楽探求の道は続く。