磨く磨く。

今日はレコーディングに向けて音を出しながら少しずつ少しずつ曲を磨いていった。音作り、細かな合わせやシカケなどを確認して、独自かつ自分の打ち出したい音楽に近づけていく。この曲を以前ライヴでやったときは、良い曲だという評価は貰ったものの、簡単に言えばハードロックテイストを絡めたへヴィロックという曲調で、そこまで面白味のあるアレンジを施していた訳ではなかった。というかバンド自体がそういうアレンジを詰める感じのバンドではなかった。ここ一週間くらい余り時間を利用して頭を捻くり倒してアレンジを考えていたお陰もあって、かなりいい感じに仕上がってきた。僕の音楽の嗜好や、音楽作りに対する態度がよく現れた曲だ。一言で言えば、「敢えてハズす」感じ。完全に内発な音楽を作るのではなく、リファレンスをチラ見させながらもそのどれもをかわす。しかもクールにかわす。ここがポイントだ。かわしたことの故意性を秘するのでなく、わかる人にはわかるように、しかし内輪ネタに尽きないようにさらけ出す。しかもそこにすらクールさを纏わせる。そんな曲になれば良いな。もっと練習しよ。