なんとなく。

パワーがありつつ発音がしっかりしているボーカルがヘンテコだけど強烈に耳に残るメロディを歌っていて、ヘヴィ一辺倒でなくうまく空間を感じさせるプレイスタイルのギタリストと、たまに粋に前面に出てくるんだけど普段はチラチラと影を見せながら揺れ動いているベーシストがいて、一発だけでもつめこみでも極シンプルなパターンでも場を支配できるんだけど時として邪魔にならないように涎の出るような変化球で魅せてくれるドラマーが支える、しかも全員がリズム的素養と教養に溢れた、ライトなメタルとか一回りしてメロディアスさでも勝負する元ミクスチャー。そんな曲が、そんなバンドが好きだ。
パドルもシーザーもThree Days GraceもDark New Dayも、最近もう徐々に業界全体がしょーもなくなってきたヘヴィロックの中ではかなりお気に入りのバンドなんだけど、上述の特に後半の要素がそこまで満足いくもんじゃなくてやっぱり物足りないんじゃー。ぬがー。
ちょっとすっきり。