挑発する知作者: 姜尚中,宮台真司出版社/メーカー: 双風舎発売日: 2003/11/30メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 12回この商品を含むブログ (32件) を見る

朝生テレビでもお馴染みのこの二人により、暴力・右左翼・国家といった政治の基礎部分に始まりメディアや近代社会に至るまで様々な、そしてここでしか見れないような深くユニークな議論がなされている。特に知識人という人種について論じられているところは大変興味深く読ませてもらった。彼らの言動を見ていて強く感じるのは、国家は国民がハンドリングすべきものであるのに近年の日本人はその役目を果たそうともしない。そこで自分達がメディアに多く登場して国民達が自ら国家にコミットするよう働きかけようという義務感。そう、この本は我々を、積極的政治参加活動に向けて「挑発」しているのだ。
それはさておき自ら精力的に人々に働きかけようとしている姿には大変感銘を受ける。一部の人間達だけが知っているだけではいけないこともたくさんある。もちろん農学分野の知識の中にも。
というわけで、世の中に蔓延している環境問題関連の誤った知識や情報を正すべく、家庭教師している生徒にできるだけ分かりやすい形でコツコツと教えていく諫山であったとさ。