まず皆で考えねばならないこと。

日本の世論は最近、社会的刺激に対して脊椎反射的なスピードで感情論をぶつけることが多く、これに対しては今のところ完全に無視するしか対処法はありません。そんな中ではありますが、近鉄オリックス合併についての世論もようやく落ち着いてきた所で改めて考えなければいけない問題があります。
それは「誰が1リーグ制を望んでいるのか?」という問題です。反語的な否定ではありません。紛れも無く1リーグ性を望んでいる人々は存在します。そして、誰が望んでいるのかが分かったら次は彼らが1リーグ制を望む理由について考えなければならないでしょう。そして次に、1リーグ制移行によって達成できる、と彼らが考えているメリットは果たして1リーグ制移行によってのみしか達成できないのか、あるいは1リーグ制移行によって解消できる、と彼らが考えている問題は果たして1リーグ制移行によってのみしか解消し得ないのか、を検討する必要があります。もちろん量的評価も必要でしょう。
これらを踏まえた上でこそ、本当に1リーグ制への移行が必要かどうかを考えるべきなのではないでしょうか。