シリウスの次はソノブイですか。

四回生での研究室分属。僕には三つの道がありました。
まずエネルギーエコシステム学。一番興味を持った研究テーマのところです。大学院ではここに入りたいと思っているので「脇目も振らず一直線」的な道。これが第一希望。
そしてここからもれてしまった場合には二つの選択肢。一つは生物繊維学。化学系で枠が空いているのはここだけで、セルロースをメインで扱っているためエネルギーエコシステム学と関連もあり、ここで一年間しっかり勉強して大学院はエネルギー科に進もうという「一年間勉強」的な道。
もう一つが山地保全学。ぶっちゃけエネルギー科との関連は薄く、単なる趣味。ここで一年間好きなことをやって、しかる後にケジメを付けてエネルギー科へ進もうという「一年間充電」的な道。
第一希望の枠は一人で、これを二人が希望しているという状態でした。万が一試験や面接で大学側が判断という状況になった場合、選ばれなかった人は他の空いている研究室へ分属されることになります。当然自分が興味を持つ分野と全く関係のないところへ配属される可能性が高い。このリスクを考え、事前に決着をつけることで外れた人もある程度自分の行きたいところに行けるようにしよう、ということで希望者が多いところでは色々話し合いが続いています。
そして今日、もう一人僕と同じところを希望していた人が「やっぱ別のところに行く」と言ってきました。その理由についての詳細は省略しますが、僕はとてつもなく複雑な気分になりました。相手がそっちの道を自発的に選んだのは間違いないのですが、僕の中ではしばらく経っても「おりてもらったのでは」的な感覚が残っていました。少なくとも試験や面接で決めたのならばこんな感覚は無かった筈なのですが。しかしその方法をとると上記の通り行きたくもない研究室に行く可能性が高い。
そしてようやく今、これでよかったんだと思えるようになりました。じょじょに嬉しさがこみ上げてきています。
当該研究室は農学研究科ではなくエネルギー科というところに所属しています。しかも四回生は僕一人で、場所も農学部からは離れた工学部敷地内。そして今回のような決まり方。全てが、厳しい環境にいないと果てしなく堕落する傾向のある僕のやる気を上昇させる方向に向いているような気がします。よっしゃー頑張るぞー。
一応まだ正式決定ではないんですが。これで結局ダメになったりしたら多分かつてないほど凹む。