グラフト共重合体。

昨日から作ってたグラフト共重合体完成しました。置換度2.15のセルロースアセテートの残存OH基に、0.2%濃度の触媒(2-エチルヘキサン酸スズ(2))のもとでε-カプロラクトンを導入したもの。ε−カプロラクトンのホモポリマーと比べると結晶構造が少なく弾性に富んでいます。めちゃ強そうです。


こんな感じです。プレスしたのを四人で分けたので扇形。少しゴミが混ざっていますが、無色透明です。


クニャクニャなので右のように簡単に折り曲げることが出来ます。しかしかなり強度があるので全く破れたりしそうにありません。生分解性は保ったまま、熱可塑性も向上しています。先生によるともっと薄くプレスしてフィルム包装紙などに使えそうだとのこと。
面白そうだから土に埋めて生分解を観察してみよっかな。