大腸菌に愛を込めて。

今日から常体で書こうと思う。理由は特にない。単なる気持ちの変化。内容には特に変化ナシ。
今日のメインの実験は、野菜から核酸を取り出そうというもの。僕らの班に与えられたのはホウレンソウ。下手をすれば結構失敗しやすいと聞いていたので、何とかDNAを得ることが出来てホッとする。途中に肉眼で確認できた糸くず状の核酸が愛らしかった。あと、昨日からずっと繁殖させていた大腸菌君達が、抗生物質に負けずきちんと増えていてくれたので一安心。ちゃんとプラスミドを取り込んでくれた模様。
実験の合間に本を読んでいると、友達に、理系人としての僕の存在理由を問われる。自分自身でさえこの問題に関しては幾度と無く考えたことがあるので、他人がそう感じるのも無理はないと思った。ただし現時点では暫定的ではあるが一応の解答は出せる。意外と明快である。本を読み漁る理由は主に二つある。常時自己の未熟さを感じ憂えているが故に知恵を求めているからであり、社会下部構造についてなるべく知り異議を唱える態度を持つ国民でありたいと思っているからである。そして理系にいるのは、環境問題に関連する研究をやりたいと思ったから。環境問題について世の中にムーブメントを巻き起こす時、本を読みながら蓄えた思考と知恵が役に立つと僕は確信している。環境問題でさえ、大企業・国・マスコミというお互いに保存しあう関係が邪魔をしている。こと、エネルギー問題に関しては外国、特にアメリカとの関係が更なる障害として圧し掛かる。自分のやった研究が世に生かされないのは僕にとって余りにも不幸なこと。しかもそれが、研究の良し悪しではなく既存の社会構造がもたらす下らぬ障壁によるものだとすれば尚更だ。従って、環境問題にも取り組みつつそれらの障壁解消に向けた流れをも後押ししたい。そしてどちらに関しても、ぐずぐずしていてはもうすぐ手遅れになる、という点で同程度に危機な緊急性を要している。ということで解答としたいと思う。
三日連続で家庭教師のバイトが入ってないのは実に珍しい。期末テスト前の日程調整によるものだが、このお陰でドラクエやりまくり。
なんというか、突然もっと勉強しようと思った。週に一回くらい抱く念ではあるが。
分属先の研究室に挨拶に行かねばと思いつつ行ってないなぁ。