入荷。

火曜日は唯一実習のない日。いつもなら昼飯を食べた後は実習が始まるのだが、今日は午後も授業。従って、程よい満腹感と暖房の効いた教室の暖かい空気とが罪深き睡魔たちを四方八方からこれでもかと寄せ集め、多くの真面目な学生達を毒牙にかける。我が身も幾度となくこの者どもの余りに強大な力に負けそうになるが、何を、負けてなるものか、と気を張って勇敢に戦い抜いた、という夢を見た。
四限目はバイオマス複合材料という講義。講義終了後、今僕が家でやっている、生分解観察の試料をたくさん頂いた。これで本気で実験が出来る。ということで、今週の土曜日辺りにリスタートだ。僕が持っていたのは一つだけだったので、実際に観察しようと思ったら一ヶ月ごとに取り出して水で洗って写真を撮ってまた土に埋めるという作業を繰り返さなければならない。この時水で洗うために一旦試料の周りに付いた菌が全部落ちてしまうので、本来よりも生分解に長く時間がかかることが予想される。しかし、今日もらったのも合わせると、最初に全部埋めて一ヶ月ごとに一つずつ取り出すという作業で済む。しかも一ヵ月ごとの状態が写真だけではなく実物として保存されるので、こちらの方が断然実験としては有意義なわけだ。
講義が全部終わった後、分属先の研究室へ挨拶に行く。一人なのでカナリ心細い。顔をあわせると「ああ、君か。」と教授。どうやら顔は覚えてもらっていた模様。ちょっとだけお話しすることに。久しぶりに緊張していて、何を喋ったのか余り覚えていない。どうやら教授は、僕がもう研究室に入りたいと思っていると勘違いしてらっしゃったようだ。講義や実験もあるからもちろんそういうわけではない、今日は単なる顔見せだということを伝え、あと連絡先を知らせて挨拶終了。ふう疲れた。
時計台近くに取材のカメラが2台くらい見られた。その時は気づかなかったが、どうやら京大後期試験廃止のニュースを報じる時の絵が欲しかったようだ。
帰りに、ようやく自転車を修理してもらいに行く。壊れたのは約3週間前である。倒された上に踏まれたようで、リムが完全に変形している。修理費6500円。イタイ。世話のかかるヤツだ。ていうか壊したやつ許すまじ。
まだ読んでいない本が大量に溜まっているため、今日はさすがにルネに寄らずに帰る。
よく考えたらここにあと90冊くらい増えるわけか。置き場所確保しとかんと。