今のままではチェック機関たるメディアにはなれないよ。

今日は殆ど一日中レポートを書きまくり。
途中、丸激を見る。今日のテーマは「日本初の環境政党 かく戦い かく敗れたり」。日本の現行の選挙制度が、いかに新規参入を阻むものであるかが語られる。また、比例投票で50万票をも獲得する党であるにもかかわらず、大手メディアでは殆ど扱われることがないという、丸激で幾度となく語られた議論にも触れる。他にも、不安ベースではなく信頼ベースの社会構築、スローライフ的な生き方への転換などについても語られる。
後半では今年のニュースを振り返るが、その一環で宮台がいつもにも増して現代日本の根底にある問題、そしてこれからの生活について、包括的な主張をする。主張の内容は最近宮台が国民に説得する論法として行き着いた「不安」をテーマにしたものだったが、ここまでゆっくりと丁寧にしかも力強く話すのを観たのは初めてかもしれない。今年の10大ニュースが、結局去年のものと本質的には殆ど同じで、そして程度がさらに悪くなっているという現状に危機感をもっているのだろう。
さらにレポートを書きつつ、NHKの特別番組を見る。視聴者からの意見も、単に感情論に流されているのが6割、ちゃんと意見を述べておられる方が4割といったところだった。途中で、今のNHKがもはや政府のチェック機関として働いていないという話にチラッとだけ触れられるが、会長の「事実をきちんと伝えるNHKにならなければ」云々の話を聞いて、やはりダメだと心底思った。大事なのはどういうところにある事実が、どういう理由でどういう影響を今の社会に与えた結果今の社会がどうなっているのかを伝えることだろう。メディア論にまで到達しておきながら記者クラブ制度に一言も触れられないなど信じられぬ。
ていうか先週丸激に出てた長村中氏を出さんかい。僕も一視聴者として強烈なメールを送るが番組で紹介されず。残念。本名入れたからちょっとは目立つかなと思ったのに。
まだまだレポート書きまくり。