レポ゜ート を やっつけた !

4限目のバイオマス複合材料化学が面白い。今日はデンプンを使った生分解性複合材料の話だった。導入法や原料の比率によってもろさや柔らかさや分解されやすさが変わる。出来れば将来こういう研究もしてみたいなあ。今日は最後に日経エコロジーの記事を資料として読んだ。アメリカのバイオエタノール(植物とかからつくったエタノール)の話だった。
アメリカやブラジルでは、既に実際に車などの燃料に使われるガソリンにエタノールが混入されている。ガソリン100%よりも、エタノール混入ガソリンの方が税制面で優遇されていて単価も安くなっている。アメリカには世界でも有数のとうもろこし生産地帯などがあることも手伝って、そのエタノールをとうもろこしから得ようという動きが進んでいる。
バイオマス燃料のうちの最も重要なものの一つがバイオエタノールで、これを自国産のとうもろこしから取り出そうというアメリカの思惑は正しい。アメリカは環境問題を経済発展より優先させることには消極的だが、一旦この両者が結びつくやその動きの速さは凄まじい。石油代替エネルギー時代の到来につれ、その生産量も益々増えていくだろう。それに対してわが国は一体何をやっているんだろう。このまま行けば日本はまたずっと外国に多くの燃料を依存したままになる。この次のエネルギー革命は日本にとっても千載一遇のチャンスで、これに備えた技術開発支援や法整備が喫緊の課題だ。バイオエタノールのの燃料が、アメリカのとうもろこしじゃなくて、日本産のとうもろこしやサトウキビ、そして樹木から得る日が来ますように。このために頑張っている教授の下で僕も研究がんばろうっと。
帰ってきてひたすらレポートを作成し、ついに先ほどその作業を終える。これで年内の大学の課題は全てクリア。開放感で一杯だ。その溢れる思いを留めることが出来ずドライブに。というわけでもなく、単に本屋に本を買いに行っただけ。今月号のサイゾーを購入。今月号は、先月しばらくBSE問題の取材の為にアメリカに行っていて丸激を休んでいた神保哲生氏のメディアに関する記事が掲載されている。取材してきたBSE問題の真相についても言及している。彼は帰国してすぐに丸激で取材内容を色々報告してくれたので、僕にとっては既知の部分も多いが、少なくとも大手メディアからしか情報を得ていない人間にとってはかなり知らない部分が多いはず。今の日本は、どんな社会的問題から切り崩していっても最後には必ずといっていいほど大手メディアのバカっぷりに行き着く。これも良い例だ。あと、マクドナルドのもたらす大問題を扱う記事もある。ここには書いていないが、これはグローバリゼーションが与える世界的な歪みという問題の象徴としてとらえることが出来る。明日じっくり読もう。
さて、明日は年内最後の登校日だ。