すごいね。

久しぶりによく眠れた気がした。朝起きて、すぐに「ランの具合を見なきゃ」と思いそうになったが「あ、ランはもう永遠に苦しまないんだ」と思うと本当に心が安らいだ。
昼前頃、ランの葬式と火葬をしに出発した。行く途中、ランの散歩コースや、ランが一生の半分を過ごした前の家などを見て回った。本当に全てが楽しい思い出だった。
何度か涙が溢れることもあったけど、全てを恙無く終えることが出来た。ランの死は受け入れられていたつもりだったが、これらの行事を経るに連れて心が癒される気がした。鎮魂の最も大きな意義が、残された者への癒しであることは重々承知していたが、その効果は本当に絶大だった。昔の人が考えたこれらの手法は本当にすごいなあと思った。特に火葬は、その直前は本当に切ない気持ちで一杯だったが、ランの身体が空気となって世界中に広がる様は、神聖で荘厳だった。
ランの遺骨を骨壷に収めた後、その遺灰も全て回収した。遺灰は庭に撒くつもりだ。家族と話し合って、ランの次の誕生日である7月9日に庭に新しく木を植えて、その周りに遺灰を撒くことにした。
帰ってきて少し落ち着いた後、兄夫婦とまたしても御幸町通り商店街に行ってキムチを買い漁ってきた。もうやめられまへん。今回初めて買ったものの中では、クラゲのキムチが美味しかった。さて次行った時は何を買おうか。
夜はT君のところへ家庭教師。学年末テストが帰ってきていた。全体としてはまあまあだったが、僕がメインで受け持っている数学が少し悪かったかな。ま、大したことじゃないけど。
そろそろ徐々に受験のことを考え出す時期かもしれないけど、まああまり硬くならずに頑張るか。