もっと頭使って記事書け。

20日付の朝日の夕刊の一面に「風力発電 目標ピンチ」という記事があった。

太陽光やバイオマスと並ぶ新エネルギーの3大分野の一つである風力発電について、2010年度の導入目標達成が極めて難しい状況にあることが、経済産業省総合資源エネルギー調査会の小委員会のまとめでわかった。何も対策を講じないと、ほぼ半数までしか到達できない。風の強弱に伴って出力が変動することが妨げとなっており、同省資源エネルギー庁は出力変動を食い止める蓄電池との組み合わせなど支援策を新年度から進める方針を固めた。

阿呆か。どんだけ素朴やねん。「風の強弱に伴って出力が変動することが妨げとなっており」って、何を考えて記事を書いてるんだろう。風力発電の出力が不安定だなんてこと、そこらの高校生でも知ってる。目標達成が困難になった理由がそんなもんだったら、それこそこの国は終わりだ。「目標」は「希望」じゃない。「よし、こうするぞ」というもの。この場合なら、風力発電の不安定さなんか当然考慮に入れた上で目標を定めて政策を決定しているに決まっている。批判するなら、RPS法を初めとした政策が、目標達成に向けた成果を出してないことを批判しすべし。国民の無関心を我が利とせんとする政治家の答弁みたいな記事書いてんじゃねえっつうの。なんか知らんけど久しぶりにムカついたぞ。
こんなヤツらに環境教育任せっきりなのか。
ちなみにその委員会の様子はこちら[http://www.meti.go.jp/committee/summary/0002978/]。