ドラム街道まっしぐら。

今日もスタジオ行って4時間ほど個人練してた。途中小腹が空いたので、見切り商品のパンとかないかなと思い、スタジオのすぐ前にあるダイエーに行った。思ったとおり蒸しパン系が売れ残っているのでそれを持ってレジに行くと、客のおばちゃんがレジ打ちバイトの女の子に絡んでた。話の内容が絵に描いたような大阪のおばちゃんって感じだったので僕はその後ろで笑いをこらえるのに必死だった。
「今日はなんか人多いなあ、アンタ2時までやのに残業大変やねえ」
「たぶん皆あれやで、ここんとこめっちゃ寒かって、今日はちょっとぬくいもんやから一斉に出て来たんやで。絶対そうやで。実はな、おばちゃんもそうやねんアッハハハハ」
中川家の礼二かと思った。
それはそうとしてここ最近はSherryのライブに向けて全開モードなわけで、電車の中でも曲聴いてドラムパートを練ってるし、家でも録音した自分のドラミングを聴きながら細かいところを詰めていっている。後者の作業は、実は今回が初めて。前にも書いたけどドラムは演奏者が聴いてる音と客とかが聴いてる音がかなり違う。分かってはいたんだけど、年末にスタジオのドラムセットのチューニングをやらせてもらった時に、特にタム類の音の違いに愕然とした経験を踏まえて、客側の音を聴きながらフィルイン等を作ってみようと思ったのだった。
なんせ僕は師匠から「ペーパードラマー」という称号を頂くほど、フィルインを練る作業に没頭するタチなんだけど、今回はいつもよりも更にフレーズ作りに時間をかけている。おかげでお気に入りの新フィルインもたくさん出来た。ジャズとかと違ってロックやポップスは予めほとんど決めて置くことが多い。
そんな話を練習後に店長としていたら、「諌山フレーズ」とか言われるようなフィルインを作ったら?と言われた。「いやー僕が今出来るようなことは絶対誰かがもうやってますよーー」と応えたら、「くどいくらい繰り返してたらそれがその人のフレーズになるねんて。全くの新フレーズじゃなくても。他の人がなんかの機会に1回とか2回くらいやって終わるようなものを何度も使えばそれが諫山フィルインになる。」と。言われてみりゃそりゃそうだ。まあ余りにも使い古されまくってる「タカタカタカタカ」とかは論外だけど、「他の人がたまにしかやらないもの」というのがポイントのようだ。
はて、どんなものが候補に挙げられるだろう。まず僕がドラムレッスンのアドリブとかで困った時に使うフィルインといえばなんといってもこれだ。2年位前に作った2拍のフィルインで、メロディ的に3つ割り感を感じさせるフレーズ。本当になんてことのないフレーズなんだけど足との絡みも入ってるし結構気に入っている。当時このフィルインを練習しまくったお陰で、他の機会で足をフィルインに組み込んだ時にもそれなりに対応できるようになった思い入れの深いフィルインだったりする。
それに「フィルイン手帳」に挙げてるこれとかこれとかがほとんど手クセになってる。
あとは今練習してる曲のために作った、ハイハットをオープンにする前に入れるこの4拍フレーズかな。ソロみたいな状態で使いたいこの8拍フレーズとかも気に入ってるので候補になるかも。4拍だけでも使えるし。ただこれは本当はこうしたいんだけど。これをやるとキレイに決まる確率が激減してしまう。
うーん、でもどれもキレイにまとまり過ぎてるなあ。もっと変態的なフレーズが欲しいところだ。
今後もフィルインの研究を続けよう。