面白いイタリアン。

先日、天神橋筋六丁目駅近くにあるイタリアンレストラン「Sale&Pepe」という店に行ってきた。野菜と魚をとても巧く面白く食べさせてくれる店で、非常に美味しかった。色んな料理の中でもイタリアンは特に好きなものの一つなんだけど、イタリアンといえばオリーブオイルとガーリック、あるいはトマトソース、ハーブ、て感じで、イタリアンが持つ料理特性のために割りとバリエーションは少ない印象をずっと持っていた。ところがこの店の食べさせ方は、これまでの僕の認識を大きく変えるものだった。
食べたのは4500円くらいのランチコース。値段の割りにかなり色々な食材が、趣向を凝らした料理となって出されてきた。口(と鼻)の中で時間差をつけて強いピークを感じさせ、一品一品にそのストーリーを構築するフレンチのような絵ではなく、ぼんやりふんわりと口の中をつつく感じ。特に面白かったのは、繊細な甘みを絶妙に感じさせつつも、さあそれを受け入れようとするとスッと抜けていくところ。その後はイタリアンの真骨頂である食材の旨みと香り。で、料理によってはハーブ類で見事に着地させる。料理は奥が深い。
また行きたいなー。